Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2020年7月1日〜2020年7月15日
今日はすごい雨だし、ベートーヴェンのテンペストの3楽章の話。
『絶園のテンペスト』というアニメの中で、おそらく大島ミチル氏の編曲で、オーケストラ版を楽しむことができます。これが、すごく良い編曲でした。
アニメの内容も、とても面白かったと記憶しています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/BLuq6itTWb— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 1, 2020
「保続」という、クラシック音楽ならではの要素があります。作曲家や楽曲によって様々でおもしろい。
チャイコフスキー4番の4楽章、画像の箇所は、エネルギーを溜めに溜め、解放に向かうと、聴衆は「生きてて良かった」と感じることでしょう。(奏者めっちゃ大変なんですが)#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/k7s1jjxqou— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 2, 2020
ヴィヴァルディ、「四季」の「夏」はご存知でしょうか?
春とはからうってかわって、夏は物悲しさとイナゴの大群やら嵐やら、恐怖の音楽。おどろおどろしくはあるものの、季節にあった楽曲、楽しんでみてはいかがでしょう?という話を生徒としましたので、こちらでも。#Classic音楽あれこれ
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 3, 2020
今年の蚊取り線香のCM、クレメンティのソナチネ Op.36ー1、その2楽章です。画像の箇所がおもしろい。
楽譜どおりdimするもよし、スラーですがほんの少しスタッカートするのも…スピッカートはちょっとやり過ぎか?
まぁともかく、楽しみ方がいろいろある美味しいところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/lcCrGjPIkk— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 4, 2020
ピアノの生徒(小学生)が「白鳥の湖が好き」とのこと…渋いなぁ(^^)
あの有名な旋律は、ワーグナーのローエングリンに出てくる旋律から着想を得たことをご存知ですか?
けっこう似てるのですぐ分かると思います。気になりましたら、ネットを頼らず探してみると面白いですよ(^^)#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8VLZCz6QRh— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 5, 2020
偉大な音楽家の訃報もあり、今日はレクイエムの話。
この死者のための楽曲は「演奏後に拍手をしない」など、実は深い歴史的な背景があり、私達が思っている以上に厳粛です。そんな背景を知ると、今までと違った聴き方ができるかもしれません。美しい曲をぜひ楽しんで頂きたい。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/R2v2XQUbhe— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 6, 2020
ドイツにいる友人と久しぶりに連絡を取り合ったので、ブラームス2番の話。
モティーフの変化は、研究され尽くしているのでご存知でしょうか?
スコアの解説には赤矢印は載っていますが、私は青矢印もあるのでは?と考えています。作曲する時の、考え方の参考にもなりますね(^^)#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/6ezzLBTBdJ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 7, 2020
モーツァルト交響曲25番…スコアが無い⁉️(T_T)
衝撃的な出だしのこの曲は、モーツァルトの映画『アマデウス』のオープニングでご存知の方も多いはず。
氏の41曲ある交響曲の中で、たった2曲の短調というところが興味をそそられ、現在でもとても人気のある交響曲です。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 8, 2020
初級者のためのピアノレッスンの話。最初の教本に「メトードローズ教本」を勧めています。
古くからある教本ですが、随所に上達のための計算がみられ、何よりも音楽的にもとても興味深い内容の曲ばかり。絶対そのうち解説本を書きたい所存です。#Classic音楽あれこれ
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 9, 2020
運指って奥が深いです。難しいところは決めた方がうまくいったりもする。長く研究されている楽譜は、作曲家が意図した音を出すために守るべき運指もある。けれどもそれが弾きにくいということもあるので、あえて柔軟に自分のだけの運指というのを探すのも面白いと思います。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/1bo7bA7Hlf
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 10, 2020
クラシック音楽の歴史的な話をする時、とても便利な覚えやすいキーワードがあって「1800年」と「ベートーヴェンの交響曲」
ちょうど交響曲1番の初演が1800年、4月2日でした。そして氏が30歳になる年(12月頃の生まれ)
1800年と聞くだけで、ちょっと楽しくなってきます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/5ejEgGTjNw— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 11, 2020
ブラームスの交響曲3番…って聞くと、やっぱり3楽章を思い出されますか?
なら4楽章にしよう!
ということで、3楽章が虚しさであるなら、4楽章は叫びのような旋律がたくさん。幸い最後は静かに救われます。
私も50歳になったらこんな大人の曲が書けたらいいなぁと思います。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/BE5Q8PlJhb— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 12, 2020
ベートーヴェンの交響曲2番はこのページに曲の全て書かれている気がします。そして氏の人生をかけた実験が詰まっているようで、好きなページです。
良く作りこまれていて、続く3番、そして5番の「たった4音から交響曲を書いてしまう」その片鱗が見え隠れしているように感じます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/StoGk3BR6s— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 13, 2020
今日は風が心地よいせいか、なんだか穏やかな気分。ということでメンデルスゾーンのピアノ協奏曲1番の2楽章を、難しいことを抜きにして楽しみたい。
2楽章の中盤に現れる画像のH-Durの響きは、氏の生きた時代を象徴するような響きで、なんとも心地よく、本当に心が洗われます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/hhLXv8uBoY— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 14, 2020
作曲における調性の話。
調性には伝統的なイメージが存在する。ハ長調は「讃美」とか、へ長調は「牧歌」とか。しかしそれに固執する必要はなく、大切なのはしっかり自身でイメージを持っているかであって、イメージ無く調性を決定してしまうのはもったいないと思うのです。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) July 15, 2020