Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年6月1日〜2021年6月15日
改めて、ベートーヴェンの緩徐楽章は美しい。
朗々と謳われるものはもちろん美しいのですが、氏の弦楽三重奏 Op.9-3 2楽章の冒頭にあるような休符、ほんの短い休符ですが、このおかげで美しい余韻が楽しめるところ。
私が気に入っている氏の書法のひとつです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/0BrgpjoFZZ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 1, 2021
モーツァルトのピアノソナタは何度も聴いているのに、ここ1ヶ月くらい、このソナタ3番 KV281 がずっと頭を流れていて…この曲はもちろんピアノ曲ですが、様々な楽器や、言葉、歌が散りばめられているようで、まるでオペラのワンシーンのような書法に心を奪われています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/4CiKSPmUg0
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 2, 2021
ベートーヴェンの『エグモント序曲』画像の箇所で起こされたので…今日はこちら。
氏の序曲の中でも人気の曲かと思います。よく演奏会に取り上げられますが、本来は全10曲からなる劇付随音楽です。ソロの歌まで付いた面白い曲ですので、もし全曲演奏される際はお見逃しなく。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/kqoi0ZdWRQ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 3, 2021
シャコンヌ…「3拍子の舞曲で一定の和声進行で展開される変奏曲」なんて辞書に書かれています。
私もバッハのシャコンヌ育ちなので、そう認識していますが、楽式的には「定まった拍子やリズム、曲想を必要としない」とも…
画像、デュラン作曲のようなのもあって、面白いですね。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/diZzpVu6XF— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 4, 2021
生徒のお婆様が止まらずに弾けた記念で、ディアベリの連弾の話でも。
28の練習曲 Op.149 はピアノ初級者に特におすすめしたい連弾曲集で、美しい旋律を先生やご家族と一緒に楽しめます。
画像の3曲めは転調などもあり、ただ弾くだけではもったいない楽しい曲がたくさんです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/pi827zx3AH— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 5, 2021
シューベルトの未完成交響曲 D759 を楽しんだので、今日はその2楽章のお話。
1楽章から聴いていると、短調から長調へと明るくなるので、光が溢れ出てくるような印象を与えてくれます。曲調も穏やかであり激しくもあり、様々な印象を与えてくれる、ちょっと大人な曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/EBySJYOe4s— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 6, 2021
メンデルスゾーンの短調はやはり美しいです。
氏は長調のイメージが強い作曲家だと思いますが、交響曲5番の3楽章は、短い楽章の中に、悲しくも優美な旋律がヴァイオリンによって唄われます。
こういった曲は、涙を誘い、心と身体を癒してくれますので、疲れた時にこそぜひ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/j2Ukwy5dYQ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 7, 2021
多くの作曲家は調声に想いを込めます。チャイコフスキーの『花のワルツ』を例に、スコアではニ長調ですが、冒頭はイ長調で始まります。
私見ではありますが、このワルツには最初からニ長調の印象があって、曲中に転調を書かないことで、奏者に想いを託したのかもしれません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ZGjp6yqrGA— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 8, 2021
レッスンで、Chant du sori (夜の歌)の話になって、生徒といい曲だよね〜と楽しんだので。
短いフランスの民謡で、簡単な作りですが、大人の香りがする綺麗な曲です。
シンプルでも味わい深い曲は本当に星の数ほどあり、これは!?という楽曲を探すのも音楽の醍醐味の一つです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/k7WqPE2gCs— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 9, 2021
オーケストレーションの大家として、私もラヴェルやリムスキーコルサコフ等を取り上げますが、忘れてはならないのがプッチーニ。何度見ても楽器の扱いに驚かされます。
画像『ラ・ボエーム』の2幕、有名なムゼッタのアリアの少し後、この煌びやかな響きは氏の書法ならではです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/MFssejOylp— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 10, 2021
演奏会はコンサート(concert)、協奏曲はコンチェルト(concerto)と、似た呼び方をします。この起源はどちらも、コンセール(仏:concert)という管弦楽組曲を指す言葉から来ているようで…
言葉の起源を辿ると面白いので、より音楽が身近に感じられるようになるかも知れません。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 11, 2021
古い舞曲『ブーレ』の話をと思ったのですが、その前に…
音楽に楽譜があるように、古い踊りには振付のための『舞踏譜』と呼ばれるものがありまして。
楽譜と合わせて見ることで、拍や小節での動きが分かるようになっています。
どんな踊りなのか、想像力が掻き立てられますね。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/tTnNuiTpS6— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 12, 2021
レッスンでイギリスの話をしたので、エルガーの『海の絵』Op.37を。
この世の中、歌曲は数多くあれど、実はメゾソプラノのためのレパートリーが少ないのです。
そんな中、この美しい楽曲は、なんと管弦楽とメゾソプラノのための連作歌曲で、流行らないかなぁと願っています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/HIsJAOJrKp— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 13, 2021
管弦楽のコールアングレ(イングリッシュホルン)のページを読んでいて思い出したのですが…
このフランクの交響曲、2楽章にもこれまた美しいコールアングレのソロがありまして…今日はそんな話。
弦楽とハープの伴奏から哀愁漂うソロが奏され、時々聴きたくなるところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/nsR7s7tCT1— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 14, 2021
賛美歌、Ave verum corpus(アヴェ ヴェルム コルプス)のお話。
とりわけモーツァルトばかり歌われている気がしますが、ガブリエル・フォーレも『2つのモテット』Op.65 の中で書いています。
難しくない曲で、転調の勉強にもちょうどよく、何より癒される美しい曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/tqouOfRrHK— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) June 15, 2021