先日、生徒に指導していた時のことです。リズムがつかめていない生徒でしたので、その日はメトロノームを使ってレッスンをしていました。
iPhoneアプリに無料のメトロノームアプリがあって、たいへん便利!生徒は聞いた音に合わせるのが難しいようだったので
そういえば……
と、たまたまそのアプリには振り子が左右に振れるデザインに切り替えられる機能があったものですから、その振り子表示を見せながら弾かせてみると……
水を得た魚のように、メトロノームに合わせられるようになり、たいへんスムーズに進みました。
「この方が合わせやすかった」
と、生徒もご満悦のようでした。
発表会などに向けて、完成度を上げるために、メトロノームを使って練習するよう指導しますが……これが本当に大変なことなのです。
私もそうでしたが、子供にとっては本当に苦痛なことだと思います。逆に、この練習が好きなお子様は一気に伸びる傾向がありましょうか。
いろいろなメトロノーム
メトロノームにも色々種類があって
- 昔ながらの、中央のバーが行ったり来たりする振り子タイプ
- キッチンタイマーのような、小さな液晶タイプ
- プロ仕様のかっこいいやつ
- 電子ピアノに内蔵されているもの
- 無料アプリ
本当に、たくさんあります。
最近はアプリでも「メトロノーム」と検索すると、無料版でけっこう良いものがあります。アプリによって音量が小さかったり、テンポがなぜか違っていたり、広告が鬱陶しかったりもしますが、そこは無料なのであしからず(^^;;
あなたが教わっている先生に、どれが良いか選んでもらうのもいいですね。
私が使ってるのはこちらです。
いま私が使っている無料アプリは本当に大活躍です。リンク貼っときます(^^)
あまりオススメできないメトロノーム
私の経験上、あまりオススメしないのは楽器内臓タイプだと思います。
電子ピアノ内蔵のものは、決して悪いものではないとは思いますが、メトロノームの音が聞こえにくかったり、弾いた音にかき消されたりします。
せっかくピアノを練習しているのですから、メトロノームをピアノの上に置いて使う方が練習している!というモチベーションにもつながるかもしれません。
昔ながらのメトロノームを使う理由
正確なテンポを身体に入れるためには、昔ながらのゼンマイを巻いて、重りを
「このへんかなぁ……」
と合わせる、振り子のアナログタイプよりも、正確な数字で表すことができる、デジタルの方が望ましいと、そのように私も言われてきましたし、生徒にもデジタルのものを勧めていますが。
いま師匠から教わっている「演奏のこと」を考えると、振り子タイプの少しアバウトなテンポも悪くないかもなぁと、思ったりもします。
子供の頃使っていた振り子のメトロノームは壊れてしまいましたので、今では↑画像のメトロノームを使っていますが、大人になってみると、昔ながらの振り子メトロノームの音は心地よく、ピアノの上にあると「デキる人」みたいで、カッコイイかもしれません。
今回もお読みいただき感謝です。
今年もどうぞ良い秋をお過ごしくださいませ。
2017.10. Tokyo.