Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2020年12月16日〜2020年12月31日
天才、モーツァルトの紹介によく「すでに頭の中で曲が完成され、スコアに書き写すだけ」というのがあります…
もちろん全ての曲がこのように作られたのではなくて、画像のとか、様々に苦労されて作曲し、歴史をつくっていったのです。ということで、私たちも頑張りましょう!#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8kt50SibpP
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 16, 2020
チャイコフスキーの曲を演奏視点で見るに…実は、氏のオーケストレーションは独特で、組み立てにくいと言われたりします。しかし、尚も愛される理由として「親しみやすい美しさ」があるようです。
ってことで画像は5番の3楽章から、とりわけ内声が美しい聴きどころを。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/zvq2cv3I45— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 17, 2020
今日は穏やかな美しいものを…トスティの Preghiera『祈り』に出てくる跳躍が美しい。
大学の時、勝手に「祈りの5度」なんて呼んでいたのですが、5度跳躍を「祈り」に断定するのは少々言い過ぎだと反省しつつ、ここは美しいところなので、大事にしてあげたいところ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/tcGBaN6eZ6
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 18, 2020
ピアニストの友人が『樅の木』を弾いていたので…寒い日の定番曲です。
シベリウスが、アメリカへの演奏旅行の帰りに第一次世界大戦が始まったという。やはり戦争に少なからず後ろ向きな心境だったことでしょう、冒頭の神秘的なアルペジオと、続く切ない旋律がやはり美しい。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/6064djSbnj— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 19, 2020
今日はヴィオラで、ベートーヴェンの序曲『プロメテウスの創造物』画像の1stヴァイオリンのパッセージを弾いて楽しむ。音階練習にもちょうどいいところ。
現在では序曲しか知られていない曲ですが、華やかで楽しい曲で、後の交響曲3番にも通ずる重要な楽曲の一つです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8zCAIsaJ69— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 20, 2020
曲の邦題だって変化していくものかもしれません。
ベナツキーのオペレッタ『白馬亭にて』の話をと、資料を漁っていたら、邦題が『白馬館』や『白馬荘』『白馬ホテル』とも呼ばれているとか。
私としては以前編曲した際『白馬亭』だったので…『白馬亭』どうぞお見知り置きを。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 21, 2020
今日は、チャイコフスキーの交響曲第5番がプラハでお披露目された日なんですって。
現在も人気ですが、氏自身「失敗作だ」と言うくらい最初は評判が良くありませんでした。
しかし数ヶ月後の演奏会、聴衆はもちろん奏者からも好評だったこともあって、考えを改めたそう。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 22, 2020
ドメニコ・スカルラッティのソナタL.23、とても可愛らしいマーチ風の楽曲の中に、ピアノの喋り方(奏法)をいろいろ試せそうな曲です。
強弱が書かれていませんので、ピアノで弾くにあたり自由に強弱をつけたりすると、より面白さが見えてくる?かもしれません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/LBzwhvGDf4— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 23, 2020
何か、クリスマスにも合う楽曲ってことで『ラシーヌの讃歌』を。
フォーレが音楽学校のいわゆる卒業制作として作曲、作曲部門で1等賞を取ります。
オルガンなどの伴奏で歌われる美しい合唱曲で、氏らしい美しい転調も見られ、後のフォーレ和声の片鱗が見え隠れする名曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/lt8CwQ3zHn— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 24, 2020
この企画はじめてのクリスマスだし…作曲家でオルガニストのピアポント氏の話を。
世界一有名なクリスマスソング『ジングルベル』の作曲者です。
これクラシックなの?と思うかもしれませんが、1858年頃のアメリカで作曲されたので、年代的な定義では、立派なクラシックです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/GAqbpEYwkd— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 25, 2020
たまたま違う調べごとをしていて『ナンネルの楽譜帳』に辿り着きまして…
こちらモーツァルトのお父さん、レオポルド氏編纂ということで、幼少期のモーツァルトがこれを使ってレッスンしていたそう。
将来あるお子様のレッスンに取り入れると、ちょっと夢がありませんかね?#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/HfCGKKKVLJ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 26, 2020
レッスンでこちらを見たので妄想を膨らませます。
この曲、ベートーヴェンの真作か?という議論があり、今のところ解明不可能なのですが…
もし、同時期に書いた曲は類似しやすい…であるならば、たとえばソナタ10番と似てなくもなく、同時期に作曲したとか、ありえないかなぁ#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/cYs0aBy21b— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 27, 2020
ドビュッシーの弦楽四重奏 Op.10 を楽しんだので。
いつものことながら…氏の音楽は、どの曲を聴いても新鮮に聴くことができます。不思議な和音の響き、その中に存在しているモティーフが重なりあって起こる、巧みな転調はやはりフランス音楽ならではです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/MUkFnP58ol— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 28, 2020
どんな編成にも対応できるスケッチの書き方を研究…と、そんな大層なものではありませんが、作曲のスケッチを書く時、3段譜がマイブームです。
ト音記号の低い音、ヘ音記号の高い音を、下線を書かずに素早く書くことができます。
アルト記号は意外と便利というお話でした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/4wbZX7zC3Y— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 29, 2020
何やら私の周りでフニクリフニクラが大流行しています。キャッチーなこの曲は19世紀末、イタリアのケーブルカー宣伝のために作曲されたとのこと。
時代を超えてウィンナーのCMとか、マンガアプリのCMや、鬼のパンツ…100年以上も愛されてるCMの曲って、すごくないですか。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 30, 2020
大晦日ということで、ベートーヴェンの第九のお話。
有名なところですが、このように弦楽器パートを取り出してみると、とても大忙しで、曲中でも数カ所ある難所の一つです。
華やかな大合唱を輝かせるための全弦楽器のユニゾン、一度耳を傾けていただきたいところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/lFFA6lPvdE— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) December 31, 2020