Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年1月1日〜2021年1月15日
ニューイヤーコンサートが楽しみです。
ヨハン シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』は、オーストリアの人々が当時、敗戦から立ち直るべく、皆で歌う歌詞が付いています。
私たちが「ふるさと」を歌い、田舎を思い出して懐かしむような感覚に近いのではないでしょうか。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 1, 2021
昨日のニューイヤーで、カール・ツェラーの楽曲が取り上げられていて嬉しい。
氏は、ウィーン少年合唱団員の後、法学博士の学位を取得、役人と作曲家という二足の草鞋を履きます。
代表作で知られる、オペレッタ【小鳥売り】は、美しい自然を彷彿とさせる完成度の高い一品。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 2, 2021
3度の和音は美しいというのは、楽器を演奏される方ならご存知のとおりでしょう。今日は華やかな響きのものを。
ベートーヴェンのピアノソナタOp.14-2の第2主題は、ト長調からニ長調へと、転調するエネルギーも相まって、なんとも煌びやかに演奏できるところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ymPB5eMSO5— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 3, 2021
ヴィオラで弾いたら楽しいかな?ってことで
シューベルトのヴァイオリンソナタ(ソナチネ)Op.137、
その2楽章で歌われる旋律…もちろん詩はありませんが、氏らしい旋律には耳を傾けてしまいます。
何というか…この低音と高音のバランスが美しくて、感心してしまう。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xv6kmomWT1— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 4, 2021
手拍子で客席と一緒に楽しめる『ラデツキー行進曲』には、パッと聴いただけでは判らないような「編曲版」が結構たくさん存在します。
ヴィオラの例ですが、思い付くもので画像のような違い。
弦楽器の弓の動きから、オリジナルか、編曲版かを探ってみると面白いかもしれません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/YTH07eQjRO— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 5, 2021
ドメニコ・ガロを楽しむ。
ヴィヴァルディより少し後、ヴェネツィアで活動してた作曲家ですが、氏の曲は長年ペルゴレージの作品だと認識されていたことも…
トリオソナタの中にある、2つのヴァイオリンによる協奏曲とか、当時のバロック音楽らしく「いい曲だなぁ」と感じます。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 6, 2021
ベートーヴェンを音楽史年表に並べてみるに、氏が作曲していた時期、けっこうロマン派の時代と重なっていることに気づくことができる。
現在は『古典』と呼ばれるし、定義は変わないかもしれませんが、改めてロマン派のような解釈も、また面白いかもしれない…と思ったわけで。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 7, 2021
華やかなシーンに耳を奪われがちだが、ホルンとチェロ、コントラバスによる掛け合いが空間を広げていくような効果を生み、1stヴァイオリンを引き立てます。
モーツァルトの交響曲25番1楽章から好きなところの一つ、分析を始めるとキリがないので、今宵は特徴的な跳躍のお話し。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/0jeRI1McHX— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 8, 2021
ベートーヴェン、ヴァイオリン協奏曲のカデンツは、氏の筆ではなく、様々なヴァイオリニストが作曲している。
で、そのカデンツ…ヴァイオリンだけで「曲中のテーマをこんなに表現できるんだね」ってのが、とても分かりやすい曲なので、1楽章だけでも、通しで聴いて頂きたい!#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/M83YeNuh7N
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 9, 2021
新しい企画でオンブラマイフの話をしたもんで…
すっかり演奏されなくなってしまった、ヘンデルのオペラ『セルセ』のたいへん有名なアリア。
冒頭、画像のGigueが終わるとすぐに歌われる曲で、当時の聴衆はきっと、この軽快な冒頭からの美しい展開に感嘆したことでしょう。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/DBgo8WSo2R— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 10, 2021
クーラウのピアノ曲は、作曲の時点で合奏を想定していたかもしれない…は、ちょっと言い過ぎなのですが…
氏のソナチネを弦楽四重奏などに編曲してみると、何も手を加える必要がなく、その完成度に驚かされます。
画像はソナチネOp.20-3の2楽章、初心者のために3rdVl.付き#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/KpeBFHqanv— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 11, 2021
雪が降りそうな日に、ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』をBGMに選ぶといいなぁ思います。
私は、ラヴェルの曲は奏者を幸せにする(楽器を熟知していて弾きやすい)と言っていますが、原曲であるこのピアノ版も、簡単な曲ではないにせよ、書法が上手いなぁと感嘆します。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8GUjSmiEYo— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 12, 2021
初級者のレッスンで「そういえば、ディアベリのピアノ連弾使ったらいいじゃないか!」と思い立ったので。
氏は、出版社も経営していた作曲家で、ベートーヴェンやシューベルトなどの楽譜出版に携わった人。
連弾曲は、両手で同じ音を弾く曲もあって、小さい子にも良いです。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 13, 2021
リムスキーコルサコフが、自身の『スペイン奇想曲』のことを「良い出来ではない」と言っていたとか…
私は、これは作者ならではの謙遜に聞こえるので、是非そんなことはないと言いたい。例えば画像の箇所、ここによくPizzと書くことができたものだと感動します。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/LxIbnn3FWv
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 14, 2021
何気なくクーラウのソナチネを弾くと、とてもメロディアスだなぁと感じるかもしれません。
ピアノの発表会定番曲として知られていますが、実はオペラ作曲家として活躍していたとのこと。旋律をいかに歌うように弾くことができるか?そんな実験にはいいかもしれません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/VM7KNqwbEt
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) January 15, 2021