Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年2月16日〜2021年2月28日
クーラウのソナチネ Op.20-3のこの1段、楽しくてテンション上がるのは私だけでしょうか?
左手に様々な表情があります。分かりやすく「たん」としましたが「た」でも良く…
要するに、同じ長さの音符でも、考え方次第でいろんな弾き方を試すことができて面白い。というお話。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/2TOqxMhsZ4— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 16, 2021
ヴァイオリンソナタ『ラ・フォリア』でお馴染みのコレッリ、もちろん他にもあるヴァイオリンソナタもぜひ。今日はOp.5-8のジーグを楽しみました。
氏は、技術を見せるだけの曲を良しとしなかったとのこと。「能ある鷹は爪を隠す」みたいでちょっとカッコいいじゃないですか(^^)#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xY5DSASbsZ
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 17, 2021
エニグマ…戦時中の暗号機のことではなくて、ここではもちろんエルガーの『エニグマ変奏曲』
2つある謎のうち片方しか解明されてないので、時々「なんか見えないかね〜」とスコアを眺めてしまいます。そして、この第9変奏のNimrodの美しさに、今日も目を奪われるのでした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ETeuoTcgZZ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 18, 2021
シュテファン大聖堂に行った時のこと、厳かな雰囲気と、周囲の雑音が高い天井に反響して、短調の音が響いているよう気がしました。
シューマンの交響曲3番4楽章は、5楽章中、唯一短調で書かれています。曲の舞台はケルン大聖堂で、聴いているとあの日のことを思い出すのでした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ajc9TlbDvC— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 19, 2021
グルリットのガボットをレッスンしました。
弾くには難しくないシンプルな曲ながら、この古風な表情がやはり良い。
氏も生前、たくさんの曲を残し、交響曲にも精通していた作曲家とのこと。この素材から色々な楽器を想像するのも楽しいものです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/A5v1u0AUlt— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 20, 2021
クレメンティのソナチネ Op.36-2の1楽章から、今日のレッスンで画像にある「dimin」の話になったので注目してみる。
記号ではなく、あえて文字で書かれるdimは、どこまでディミヌエンドするかが曖昧になるため、人それぞれで自由な発想を見つけるヒントになると思います。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/cdXTnpT8yx— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 21, 2021
リコーダの曲を探していて、高校だったかの教科書にパーセルの曲が載っていたことを思い出す。兄弟ともに作曲家で、特に兄はイギリスの重要人物です。
教科書の曲があまり印象深くなかったのですが、改めて2人の曲を眺めると、当時のスタイルが踏襲されていて勉強になります。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 22, 2021
メルカダンテのフルート協奏曲を聴く。
旋律が歌曲的で美しいのは、氏がロッシーニやヴェルディが活躍する当時のイタリアでオペラの作曲家として活動していたからでしょう。
残念ながら、現在はオペラよりも器楽曲の方が知名ですが、50曲以上のオペラを書いているすごい人です。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 23, 2021
ギターのような見た目で、チェロのように演奏される『アルペッジョーネ』という楽器。
19世紀、約10年くらい人気ではあったそうですが、現在では忘れ去られてしまいました。
しかし、シューベルトのソナタは名曲として、現在ヴィオラやチェロに受け継がれ演奏されています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xf3JCiXmL0— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 24, 2021
ふとロシア音楽のルーツを探ってみたくなり、とりあえずチャイコフスキーの師に当たるルービンシュタインについて見てみる。
いくつかピアノ譜を眺めてショパンを感じたのは、氏の母はポーランド人だったり、ショパンとも面識があったりと、気のせいではなさそうです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/g6e08yLR3V— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 25, 2021
今日の気分がベートーヴェンの7番、2楽章なもので…華やかな楽章の間の陰鬱な曲。
大学で指揮の先生が「神々の行進しているような、苦しくも神々しい印象」と言っていたのを思い出す。
言うまでもなく、この楽章は後世の作曲家に多大な影響を与えるのでした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/UKaAm0srfK— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 26, 2021
モーツァルトのソナタ14b(KV457)23小節めからの流れは、純粋に美しくていいところです。
途中のクレッシェンド→フォルテという流れはもちろん、その後に「ド」ではなく「ド♭」と選択されたところは、氏らしい繊細さを感じることができ、関心してしまうところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/Ctx1qHnC74— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 27, 2021
交響詩の軌跡を辿ってみる。先駆者といえば、フランツ・リストが『人、山の上で聞きしこと』を皮切りに13曲残していますが、影に隠れてしまっているセザール・フランクも評価してあげたい。
氏は2年早く、しかも同タイトルで交響詩と銘打った、壮大な管弦楽曲があるのです!#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 28, 2021