舞台演出に見る、僅かな差から生まれるエネルギー

打ち合わせ
いよいよ来季のオペレッタが少しずつ動き始めてまいりました。

「サルビア21」は埼玉県和光市にあるオペレッタ団体で、次回公演は2018年の6月、末頃を予定してございます。

ヨハン・シュトラウスの「ヴェニスの一夜」という演目で、ただいま編曲を進めております。

また、随時出演希望者も募集とのことです。詳しい宣伝はまた改めて(^^)

指揮者のカラヤンが生前、左手で右手を掴んで歌っていたオペラ歌手に向けて
「右手を上にして歌って」
と言ったそうです。

きっとこの日は演出家と
「それは演出家の仕事で、指揮者のすることではないでしょう!」
などと喧嘩になったのではないでしょうか(笑)

カラヤン自身は間違いなく「右手を上にして歌う」方が、楽譜が求めている事だと確信し、そのように言ったのでしょう。

たったそれだけのことで?
と思いましょうが……

しかしこれ、やってみると
(右利きの場合、右手の上に左手を置いて)
利き手を下にして、話したり歌ったりすると、なんだか秘密を隠しているような……

利き手を上にすると、真実味を帯びるような……

そんな気がしませんでしょうか。

師匠に「演出家と喧嘩できるようになりなさい」
と、言われた時のお話でした。

そんなことを思い出しながら、次回本番に向けて、今いる場所より少しでも高みを目指していきたい!

今日もお読み頂き、私自身の励みになります。

どうぞ引き続きほどよろしくお願いします。
2017.6. Tokyo.

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