Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年2月1日〜2021年2月15日
ドヴォルザークのスラブ舞曲 Op.46 のお話し。
画像は第7曲め、オーボエに遅れて入るファゴットの掛け合いは、両楽器の特性を生かした面白いところ。
印象的な旋律を、あえて1小節ずらすことで、ステレオ効果のような、不思議な響きを醸し出す美味しい聴きどころです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/V07QnzV1kA— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 1, 2021
ブラームスの交響曲1番は、完成前に初演日が決まっていたそうで、10年にも及ぶ長い作曲期間の最後は急いで書き上げたことでしょう。
初演後、特に2楽章は大幅な改訂の後、現在の楽曲になります。その初演版は、もちろん十分にいい作品なのです。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 2, 2021
そういえば、プロコフィエフという作曲家を良く知るきっかけになった曲は、ピアノ協奏曲3番でした。
冒頭のオーボエに続く、フルートとヴァイオリンのユニゾンが美しく、もちろん技巧的なピアノも華々しい。
今日のような春間近の暖かな日差しにもちょうどいい1曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8nwti5ZjGd— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 3, 2021
今朝、なぜか太田胃酸の話になり、それから例のCMの曲が頭の中をぐるぐるしたので弾いてみる。
ショパンがバッハに敬意を払い作曲したであろう、前奏曲 Op.28 第7曲め、マズルカと呼んでいいのかな?
こんな短い曲の中にも、ピアノによる詩が溢れています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/8oERcqFVSZ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 4, 2021
歩いていたらアヴェマリアが聴こえてきたので、今日はヴィクトリア作曲の『アヴェマリア』
何年か前に合唱コンクールの課題曲にもなりましたので、ご存知の方も多いでしょうか。
偽作が囁かれているようですが、出だしの Ave-Maria が特徴的な、美しい曲には変わりありません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/NhSJxcdQTL— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 5, 2021
作曲家は、何調で書けばよりイメージに近づくか?と吟味して、その曲のイメージを調声に込めるものだと思います。
『森の中の木こりの家』のシーンを表すにはへ長調が効果的では?と、そんな吟味の跡が、このオペラ【ヘンゼルとグレーテル】の1幕冒頭に表れているようです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/uTyC3EyN8z— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 6, 2021
ベートーヴェンの交響曲1番の3楽章です。
冒頭には『メヌエット』と書かれているが、明らかに『スケルツォ』である…という有名な話があります。
この氏らしい躍動感は、他の作曲家にも多大な影響を及ぼし、その後の交響曲は『スケルツォ』が書かれるようになるのでした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/Ht8c595ezs— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 7, 2021
昨日に引き続きベートーヴェンの交響曲の話です。
昨日の1番3楽章と、今日の7番3楽章を比べてみると、とてもよく似ているなぁと感じます。
そして7番は、より洗練された書法が見て取れます。
スケルツォがどう発展していったのか、時系列の一例として、眺めていて面白いです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/a2xCqRGuTW— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 8, 2021
一昨日、昨日とスケルツォを取り上げましたのは、このシューベルト交響曲6番の3楽章の話がしたかった訳で。
氏の交響曲の中で初めてスケルツォが登場するのですが、見比べていくと、ベートーヴェンの1番、特に7番から着想を得たのでは?と見られるところがたくさんあります。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/EsQ0dW0JY0— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 9, 2021
こちらは作者不詳の曲なのですが、短い曲ながら、時代を感じさせる素朴さが素敵です。
もちろん誰もが知る有名な曲も良いけれど、こうした誰が書いたか分からない、なかなか演奏される機会もなさそうな楽曲が、ほんの少しでも広められたらと願うばかりです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/GUQQkRCSwI
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 10, 2021
チャイコフスキーの【白鳥の湖】のワルツを楽しみながら、私が小学生の頃、組曲版CDの3曲めが聴きたくて、この2曲めの『ワルツ』を飛ばして、聴いていたことを思い出し、ちょっと反省…(^^;;
改めて聴くと、様々な表情が発見できて面白い、大人向けの渋いワルツです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/CbqdwVOvXG— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 11, 2021
ベルリオーズの【幻想交響曲】の続き【レリオ、あるいは生への復帰】の第4曲に『幸福の歌』という曲があります。
この書法はさすが氏の筆です。弦楽パートを細分化し、よく混ざり合うことで作り出される音色は、心に溜まった疲れを、すっと取り除いてくれるような響きです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/aSMXCtqUv2— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 12, 2021
先日から、生徒のおばあさまの練習教材として選んだ、ディアベリ作曲の『初級者のためのピアノ連弾曲』
簡単ではありますが、セコンドパートにちょっと美味しい和音なんかも入っていて、私も、こんな連弾でピアノ習いたかったなぁと思ってしまうような、美しくて良い曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/Gs2M8CHndw— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 13, 2021
チェンバロの研究…と言うほどでないですが、いくつかソロや通奏低音を聴いるうちに、ヘンデルに辿り着く。
氏の『メサイヤ』は、まだ再演が珍しい時代だった頃から再演されるほど高い評価を受けています。ぜひ1度、有名なところだけではなく、全曲を通して聴いていただきたい#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 14, 2021
生徒が弾くのを思い出し、バッハのインヴェンション14番(BWV 785)を弾いてみる。
画像の箇所、こういった対位法的な掛け合いを聴くと、高貴な気分になって、楽しいですね。そしてやっぱり久しぶりに弾くとここが上手くいかないので、部分練習は大切です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/DokmCg52Ow— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) February 15, 2021