Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年3月16日〜2021年3月31日
『ジプシーの歌』と言うと、ビセーの『カルメン』を思い出すかも知れませんが、今日はドヴォルザークのお話。Op.55は全部で7曲あって、そのどれもがロマンティックです。
特に4曲め、たいへん美しい『我が母の教えたまいし歌』ご存知ないようでしたら、ぜひ1度お楽しみください#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/mis5VeJN8c— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 16, 2021
春らしくなってきたので、何か春らしい曲…定番ではありますが、ブルグミュラーの『やさしい花』はいかかでしょう。
氏がどう想像したかはもちろん分かりませんが、左手のパッセージから「花がゆらゆらと風に揺らいでいるような」そんなイメージが湧いてくる暖かい曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/YJIPCn9fuL— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 17, 2021
シューマンの交響曲1番、1楽章冒頭には「春の始まり」と書かれています。
副題は、氏が「春の交響曲」と呼んでいたり、後付けだと言われたり様々ですが、スケッチを書いた4日間の心境は、春そのものだったことでしょう。
画像の、春らしい爽やかな箇所をお楽しみください。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/88vdoDuAWI— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 18, 2021
ゴセックの交響曲の中に『17声部の交響曲』という曲があります。氏は、奏者人数の拡張を早くから取り入れていて興味深い。
直接の関係性は分かりませんが、こういった拡張が、後のベルリオーズ等に引き継がれいくと考えると、ちょっと聴き流すにはもったいない交響曲です。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 19, 2021
ドヴォルザークのユーモレスクと言うと、弦楽器で演奏されるバージョンが有名で、かく言う私も、長い間ヴァイオリンの曲という認識を持っておりましたが…こちらは『8つのユーモレスク』というピアノ曲が原曲です。
フラット6個は難儀しますが、とてもいい響きがします。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/J0HwUYohj1— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 20, 2021
今日は全国的に春の嵐のようです。ってことで…ヴィヴァルディの『春』から春の嵐が描かれているところ。
恐ろしい嵐をあえて長調に設定することで、前向きな春っぽさが残っています。とはいえ嵐は恐ろしいのか、その後、少しだけ短調に転調していくところも面白いところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/0BhclPVRut— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 21, 2021
今日は1日中、眠気と戦っていたので、なんだかハープの音に癒されたく…なんでも良かったのですが、ベルリオーズの『幻想交響曲』第2曲のワルツのお話。
他楽章と比べ、あえて金管楽器はホルンだけという、明らかに少ない編成が、このホッとするような響きを作り上げています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/k7n5yhDmaK— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 22, 2021
クラシック音楽では、楽譜という枠組みの中で奏者の持つ音楽性を注ぎ込み、聴衆を感動させます。
例えばモーツァルトの交響曲『プラハ』、アーノンクール指揮の演奏では、ホッとするようなテンポの中で、画像の注釈のように演奏していて、とても新鮮な感動が生まれています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/OKJRmqVFDZ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 23, 2021
ハイドンの弦楽四重奏曲『皇帝』を楽しみましたので。
特に2楽章が重要な「ドイツの国家」として知られていますが、今日はハ長調が心地よい3楽章メヌエットの話。
1小節めに1st.ヴァイオリンだけという、ちょっと面白い作りが目を引きます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/EQgc4cwU5e— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 24, 2021
週末は生徒たちの発表会。やっぱり今年もブルグミュラーが演奏されますので、氏の話を少し。
生まれはドイツですが、26歳でパリに移住。パリの音楽を取り入れながらオペラやバレエ音楽を作曲していきます。
定番曲『25の練習曲』も、パリの音楽から影響を受けて書かれました。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 25, 2021
エルガーの名曲『威風堂々』は、有名な1番以外ほとんど知られていないのが残念なので、全部で5曲(最近6曲に増えた)ある中で、聴きやすい4番を取り上げます。
聴いて分かるとおり、ちょっと1番のテイストに似てますね。
何が素晴らしいってヴィオラにいきなりメロディがある!#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/NoFROpSHzB— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 26, 2021
ピアノの名曲100選とかに必ずと言っていいほど、この『カッコウ』が取り上げられています。
今日は、改めていい曲だなぁと思ったので、この曲を書いたダカン氏について。
バッハの少し後くらいのフランス人作曲家で、オルガンやチェンバロの名手として言われています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/W6jTLImu0A— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 27, 2021
よくヴァイオリン版で演奏されるベートーヴェンの6つのメヌエット。こちらは元々はオーケストラで演奏されていました。
残念ながら現在では、この原曲は失われてしまいましたので、どのようなオーケストレーションがなされていたか、ピアノの音から想像すると楽しいです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/I3gp6nRHSg— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 28, 2021
チャイコフスキーの交響曲3番(通称ポーランド)は、知らずに聴くとびっくりするかもしれません。プログラムには『ニ長調』と記載されますが、曲の冒頭、約5分くらいはずっとニ短調で続きます。
短調から長調へと、次第に盛り上がってくる展開は、とてもアツいです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/zMSo4vtZ8Z— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 29, 2021
『ローエングリン』の3幕冒頭、厳粛なワーグナーの結婚行進曲が始まる少し前に、とても爽快な聴きどころがあります。
とても早いテンポでホルンが駆け上がり、高音域の煌びやかな旋律を奏し、そしてさらに高いところへと。
画像の1オクターヴ跳躍はやはり目を引きますね。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xjrvvmtRDV— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 30, 2021
今日はワルツの気分なので、メリーウィドゥの作曲者、レハールの『金と銀』の話。
氏はオペレッタで有名ですから、それらの序曲かと思いきや、この曲は単独のワルツです。
おいしいヴィオラの旋律を紹介したかったのだけれど著作権切れがアヤシイので、気分だけでも(^^;;#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) March 31, 2021