Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2021年4月16日〜2021年4月30日
先日、ベートーヴェンのスプリングソナタの話をしましたが、この曲を聴くと思い出すのがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲3番。
伴奏など、当時流行りの書法ですし「そっくり」とまでは言えませんが…このように、ある曲から連想して他の曲を眺めてみるのも面白いものです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xGq4qAXDhH— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 16, 2021
楽譜を見ていて声部交差があると、お!?って思います。
チャイコフスキーの『花のワルツ』、中盤に、画像のようなクラリネットの声部交差があります。CDなどで聴いて判別できるようなものではない、些細なことですが、こういった作り込みはやっぱりいいなぁと思うのです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/uhlAnibfLA— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 17, 2021
ヴァイオリンとヴィオラは、大きさ、音の高さが違うだけで、基本的に奏法は同じです。なので、ちょっと面白いことができます。例えば…
ヴィオラの楽譜を運指を変えず、ヴァイオリンに持ち替えて演奏すると、高い調で演奏できてしまいます。
今日はそんなことをして遊んだので。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 18, 2021
そういえば昨日、生徒くんのお姉さんにお会いして、ショパンのワルツ Op.64-2 を弾いてくださいました。
マズルカが美しいワルツ。作曲されたのが、ショパンが亡くなるほんの数年前だけあって、決して難しくはない曲中に、氏の作曲テクニックが随所に見られます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/K2T43vhwUa— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 19, 2021
ひょんなことから、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を弾いている…オーケストラパートの方ね(^^;;
1楽章だけヴィオラで弾いたことがあるのですが、ピアノで弾くと、やはりまた違った楽しさがあっていい。
氏らしい美しい和音使いを勉強するのにもちょうどいいです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/P63jOeydVy— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 20, 2021
春を通り越して、初夏の陽気の東京です。
ヨハン シュトラウス2世のワルツ『春の声』で爽やかな気分をぜひ。と言っても、作曲されたのはおそらく、まだ寒い時期でしょうか。
フランツ・リストとのパーティーで、余興として作曲されたというのも面白いエピソードです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/Xo7vD6mMfg— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 21, 2021
ロシアの作曲家、ボロディンは、化学者でもあり、医師でもあり、他方面で偉大な成果をあげました。
複数の場所に身を置くのは大変、というのはよくご承知のことだと思います。しかし、氏のような人もいるわけで…人の生き方とは、自由で、大きな可能性を秘めているものですね。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 22, 2021
生徒が弾いているのもあって、クーラウのソナチネ Op.20-3 を時折弾いて楽しんでいます。
随所、しっかり作り込まれていて、演奏しやすい書法も勉強になりませんか?
氏はフルートの曲を数多く手がけているので、この曲中からフルートのような旋律を探すのも楽しみの一つです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/l2fI7dO8sM— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 23, 2021
いちばん好きな曲は?と聞かれた時…もちろん絞りきれませんが、まず1曲選ぶなら、私はベートーヴェンの序曲『献堂式』の話を始めると思います。
久しぶりにスコア開きましたが、やはりこのファゴット、こんなに軽やかな演奏が可能なのかと、惚れ惚れしてしまうところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/3CJYbJUt7A— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 24, 2021
東京湾を眺めていたら、やっぱりメンデルスゾーンの『静かな海と楽しい航海』を語りたくなる。
冒頭の静かな部分、ゲーテの原作では霧が晴れていくシーンを音にしたところですが、弦楽器で奏される、港から望む穏やかな波を描写したような書法が、とても美しいところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/NkvLef5YEe— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 25, 2021
今宵は、ムソルグスキーの【展覧会の絵】中でも群を抜いて可愛らしい曲『卵の殻をつけた雛の踊り』
他の曲が荘厳なので、ほっと一息つける楽曲ですね。
もちろんラヴァル編曲の、効果的なオーケストレーションも楽しめます。木管楽器の書法の参考にもオススメです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/Fnlu4dYyYq— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 26, 2021
街を歩いていたらヴィヴァルディの『調和の霊感』8番が流れていたので。
ほぼ私の主観の話ですが…この1楽章、槌で鉄をカンカン打っている印象が楽譜から見て取れて、どこかヨーロッパ(やはりイタリア?)の鍛冶屋を曲にしたのかな?
そんな妄想しながら聴くと楽しいです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/VIQTixGI4J— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 27, 2021
J.S.バッハの名曲『シャコンヌ』は、もちろんヴァイオリンソロの曲ですが、後にブラームスがピアノ版に編曲しているのはご存知でしょうか?
なんと左手だけで演奏します。片手で演奏することで、和音が自然と分散され、ヴァイオリンで弾かれるような効果も作り出しています。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/94eAkbK33U— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 28, 2021
ビゼーのオペラ『カルメン』パリでの初演は不評でしたが、親しみやすい旋律は徐々に受け入れられ、いよいよウィーンでお披露目というところで…改訂中に氏は体調を崩し、亡くなってしまいます。
友人のギローが改作を引き継ぎ今日に至る。そんな紆余曲折も楽しみたい1曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/vgMlsr0nPB— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 29, 2021
J.S.バッハのパルティータを弾いたり聴いたり。改めて見てみると、やはり素晴らしい曲ばかりですね。さすがは一連のクラヴィーア曲集の集大成。
全6組曲中、1曲目がシンフォニアやファンタジアと言った具合に、どれも違う名称を用いているのも興味が惹かれるところです。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) April 30, 2021