Finaleで、ページ設定のことを『ノンブルの設定』と言います。
Finaleの初期設定ではページの下部にセンタリングされたページ番号が
「- 2 -」のように表示されるようになっています。
あくまで私の個人の感想ですが
「あまり美しくない」と感じています。
短い曲ならまだしも、数十ページ、数百ページある楽譜になると、やはり上下どちらかの四隅にあったほうが見やすいですし、実際、市販の楽譜はほとんどが上段の端に書かれています。
まぁ、確認がてら、我が家のスコアをいくつか見てみましたら、一部のポケットスコアだけ四隅ではなくセンターに印字されていましたが(^^;;
しかし、ネットなどで販売されている楽譜を見てみると、気にならないのでしょうか、このページ番号や著作権の「©」が初期設定のままなのものが多いようで、Finaleで作ったことが一目瞭然!
この際だから、大手出版社の楽譜のように上段に設定して、美しい楽譜にしてみませんか?
ページの数字を四隅に配置する方法
Finaleの面倒な設定の中では、比較的簡単に直すことができます。
テキストツールを選択すると、ページ「- 2 -」のところにドラッグハンドルが表示されます。
このドラッグハンドル上で、右クリック→フレーム属性を選択。
下のメニューが表示されたら、各設定を行います。
割り付け先:今回は「ページ」を選択。
適用する範囲を「0」まで
これで最終ページまで表示されます。
位置合わせの基準:「ページ・マージン」でも問題ありませんが、「ページの端」とした方が使いやすい場合もあります。
「右ページの配置を使用」チェックを忘れずに
あとは赤い丸の箇所の数値をお好みで。
細かい端数は入れなくても平気です。
私はというと、だいたい「-0.2」とか「0.3」と入力しています。
オススメの設定
よくある大手出版社に近い設定は
左ページ
横:左揃え -0.2
縦:上揃え 0.2
右ページ
横:右揃え 0.2
縦: 0.2
といったところでしょうか。
テンプレートなどに保存
テンプレートなどに保存しておけば、毎回設定する必要もないので、ついでにフォント等にもこだわってみても良いかもしれません。
また、ページ表示も「- 2 -」「- 3 -」とするのではなく、数字を挟んでいる横線を消して「2」「3」とする方が、より市販の楽譜に近づきます。
ちょっとしたひと手間ですが、それだけで見栄えが変わります。ぜひワンランク上の楽譜を目指して頑張りましょう。
2018.4.Tokyo.
Finaleオンラインレッスンはじめました
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
たくさんの人に、音楽の素晴らしさ、ひいては楽譜製作の楽しさ、面白さをお届けしたく、Finale操作に関するオンラインレッスンを行っております。
タイトルに【Finale】とありますが、【Notion】に関する内容も随時受け付けております。
ぜひ、あなただけの楽譜を作ってみませんか?
レッスンで、お話しできますのを楽しみにしております。
作曲家/ピアノ講師
小林 樹(@hikarunoatorie)