Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2020年11月16日〜2020年11月30日
音楽には、シンプルなものから、ひときわ耳を引くものまで様々な「ド」「レ」「ミ」が存在しています。
ボロディンの交響曲2番の3楽章には、後者のとても壮大なものが登場します。ここのエネルギーは、ロシアの重厚な和音と共に、1度聴いたらなかなか忘れられないところです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/7L4TRPRcj3— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 16, 2020
クレメンティのソナチネOp.36-2の2楽章。dolceでレガートの曲。
まぁ…このスラー通りに演奏するのがいいか?はさておき、「小節線が見えないように」レガートを心がけてとレッスンで話し…先日、編曲した時、画像の箇所にスラー書き忘れたのを思い出し⁉️焦るのでした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/eVm6JIQNgq
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 17, 2020
チャイコフスキーの序曲『1812年』は、フランス、ロシアの国歌を使い、ロシア軍がナポレオンを撃退するストーリが描かれた楽曲。
なんでも氏は嫌々作曲をして、気に入ってもいなかったそう。曲全体の演奏しにくいこの調設定は、奏者への「嫌がらせ」かも?
いい曲ですがね。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/NQoFKBPZbr— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 18, 2020
今日はシューベルトの命日ということで…ピアノソナタでも楽しみませんか?
第18番ソナタを初めて聴いた時、こんなに緩やかで美しいソナタがあるんだなぁと、好きになったソナタです。途中の踊っているようなシーンや、重厚ながらスッキリと響きわたる和音もいい。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/YmgRG5QFJk
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 19, 2020
シベリウスのピアノ小品Op.24のワルツです。
冒頭のモティーフ、後半ではタイにより9小節めの「ラ」が消え、ほんの少しだけ違う印象を与えるのですが…このニュアンスの違いに、氏が「見ているもの」の差が生まれている気がします。
たった1音の差ですが、大事にしたいところ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/5jVqU7E35H— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 20, 2020
メンデルスゾーンのフーガはやっぱり良い。
画像はOp.101の序曲『トランペット』から。シンプルに2小節ごとのフーガかと思いきや、その中でヴィオラが2拍遅れて奏されます。改めてみるとなかなか作り込まれていて、思わず「へぇ〜」って言ってしまいました。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/7f2i2Qt28T— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 21, 2020
ワーグナーのトリスタン和音を勉強するなら『ヴェーゼンドンク』見ればいいじゃん!というのを思い出し…
『トリスタンとイゾルデ』の習作として書かれた3曲め『温室』のこの辺りなど、後にかのオペラに発展していくと思うとニヤニヤしてしまう…のは私だけでしょうか(^^;;#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ySh9cpMLqx
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 22, 2020
オーケストラ…特に弦楽器は助け合いながら音楽を作り上げている、という話。
ドヴォルザークの交響曲8番、1楽章に画像のようなことろがある。
ヴィオラとチェロによるこのシーンは、1人では演奏できないので、ここは1人が2音ずつ、2人ひと組で演奏し重厚な和音を作り上げます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/bijfhCdyOi— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 23, 2020
シューベルト交響曲5番の4楽章。なんとも味のあるこの響き、その要因を探ってみる。
属9の和音のチカラか、金管がホルンだけなのでクリアに聴こえる影響か、フルートの良く鳴る音域のせいか…ここが属7だとやはり弱い…よく属9の和音が導き出せたものだなぁと思います。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/xpQIMo8hZd
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 24, 2020
シベリウスのOp.75 ピヒラヤ(ななかまど)から美しい和音による転調のところ、たとえばEs:の箇所は金色とか、続くGes:は銀色とか考えると楽しい。
何色かは人それぞれ違って良いので、弾いた時、聴いた時に、この音は何色か?と考えると楽しいよっていう話でした。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/ts9JX9zbwB
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 25, 2020
今宵、月を見上げると、並んで赤い星が見られます。
col legnoと、5拍子が特徴的なホルストの『火星』を聴きながらご覧いただければ、火星人の襲来とか、宇宙艦隊の進軍とか…いっそう妄想が膨らむかと存じますので、晴れている地域の方、ぜひお楽しみくださいませ。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 26, 2020
今日は華やかなものを。
オペラ『タンホイザー』の2幕。トランペットの有名なファンファーレの後にある大合唱のシーンは、華やかで重厚なワーグナーのオーケストラが、この後に始まる歌合戦を盛り上げていきます。
何度見ても楽しみな、このオペラの見どころの一つです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/1B5zySBtz3— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 27, 2020
単純な旋律なのに軽視できない何かがある…そんな気がします。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲2楽章を見ていて思うのですが、冒頭には、「美しい」と一言で片付けられない何かがあります。
休符による静寂や、3小節め〜4小節めの和声の動きとか、その他にもいろいろ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/D0skwLbe2I— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 28, 2020
楽曲を楽しまれる時、作られた背景を知ると違った面白さが…なんてよく承知のことと思いますが…
例えばブラームスのヴァイオリンソナタ1番は、避暑で訪れていたペルチャッハで書かれました。聴きながらネットで地名だけでも調べてみると、さらに深く理解できるかもしれません。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 29, 2020
ヴァイオリンは楽器の構造上、主に2つの音を同時に弾くことができる…を踏まえて、ウェーバーの序曲『オイリアンテ』の好きなところを。
冒頭すぐに出てくる、この音が3つの和音。通常なら2人で分けて弾かれますが、ここは1人で3つの音全て鳴らすことができるかっこいいところ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/bdgBEs2GBc— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) November 30, 2020