Twitterハッシュタグ #Classic音楽あれこれ にて、1日1つ、クラシック音楽に関わる『あれこれ』をツイートしております。
既に、お楽しみいただいている方も、そうでない方も、クラシック音楽の新しい『発見のヒント』になれば幸いです。
2020年10月1日〜2020年10月15日
オーケストレーションの勉強がてらチャイコフスキーの5番、2楽章を眺めていました。氏のオーケストレーションは賛否両論、言われていますが…
画像の辺り、いいところですので、音が読めなくても図形を追うように、聴きながら眺めるだけでも楽しいかもしれません。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/T9ZGphgRXP— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 1, 2020
私の場合、例えばメンデルスゾーンは、大嫌いから大好きに変わった作曲家なので、もっと深く研究してみようと考えています。
昨日まで知らなかった曲や、よく知っている曲に、改めて感動したりするのは、本当に素晴らしい事だと思います。
良い音楽との出会いがありますよーに。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 2, 2020
こういう曲をスラスラ書けるようになりたいのだ
(勉強不足なだけ)
バッハの平均律1巻、2曲めの良く弾かれるフーガ。ハ短調の旋律の絡みが美しい楽曲です。
フーガに難しい話はついて回りますが、難しいことを考えず聴くだけでも、素敵な魅力が感じ取ると思います。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/wq6vc7JwpC— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 3, 2020
ラヴェルのパヴァーヌから弦楽器の書法に注目してみる。
楽器の性質、奏者の人数などからこの書き方が導き出されています。
特にヴィオラとチェロはこの書方で強拍弱拍の関係がマッチする…難しい話は控えますが、綿密に計算された書法は、さすが魔術師と呼ばれる所以です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/7fR6RbnSc1— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 4, 2020
レッスンでフーガの話がたくさんできました。やっぱり良いですね!
ってことで今日は好きなフーガの一つ、バッハのプレリュードとフーガ(BWV.543)
原曲はオルガンで演奏される、イ短調と絡み合う旋律がカッコいい楽曲。画像はフーガのピアノ編曲版(リスト編)#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/XE51rdJTIn— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 5, 2020
リトルネッロと呼ばれる形式があります。ヴィヴァルディが多用してるのでバロック時代を象徴する形式…まぁもう少し古いんですけれど。
主題Aが、A→B→A→C→Aとロンド形式のように何度も出てきますが、Aが転調して、どんどん形を変えていくところはとても魅力的です。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 6, 2020
楽曲分析のススメ
スコアを眺めるだけでも良いと思いますが、私の場合、時々こうして五線紙に書き写し移していくと、思いもよらない発見が…あったりなかったりします。これがびっくりするくらい面白いのだ!
好きな曲なら絶対楽しいので、ぜひ1度はお試しあれ。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/UAn2T8gpnE
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 7, 2020
『惑星』でよく知られているホルスト。氏は『日本組曲』という楽曲を作曲しています。
詳しい話は省きますが…
こう言った曲は、日本の旋律をどのように西洋音楽にマッチさせていくか?
先人たちが日本の事をどう感じていたか?そんなヒントが隠されているような気がします。#Classic音楽あれこれ
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 8, 2020
西洋音楽が生まれ行く過程には神への祈りがあり、その祝詞から次第に歌が生まれていきました。(すごく簡単に説明)
言葉の抑揚を素直に音符にしていくと、簡単にメロディが浮かびあがったりするんですよ〜
メロディが浮かばないと生徒が言うので、私なりの導き出し方でした。#Classic音楽あれこれ— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 9, 2020
経験則の話。
クラシック音楽は、興味がなくても何かの拍子で、ある日突然楽しく聴ける日がやってきます。当時は中学生で、興味がなくて結局止めてしまった生徒と、数年振りに話をして、なんでもチャイコフスキーを「なんか楽しい」と聴いているとか。
そんなもんです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/bWgrusbfwD
— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 10, 2020
雨が上がってもスッキリしない天気でしたので、なにかモヤモヤした楽曲をと思い、シベリウスの6番冒頭です。
霧がかかったようなこの冒頭は、氏の独特な交響曲の重要なモティーフとして、終楽章まで形を変えて引き継がれていくので、その変化を探してみると面白いです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/a4DDWkdzWS— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 11, 2020
なんだか急にチャイコフスキーの『白鳥の湖』が聴きたくなって、とりあえず組曲版を流しました。
で、この画像は終曲のどんどん盛り上がっていくところ…小学生の頃、風邪で寝込んだ時にここを聴いて、すごく感動した思い出が。
あの頃から趣味が変わってないのかしらネ(^^;;#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/XxX9y3QrZV— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 12, 2020
世界には、本当にたくさんの忘れられた作曲家がおります。
曲を書く立場として、たくさん蘇らせたいところです。
「フランスの民謡」等と題されて、ピアノ教本に載っていたりするこちら、Fベールが作曲した、たぶん今日一番有名な、とても親しみやすい楽曲です。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/lGaQ0nCfuc— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 13, 2020
ピアノは子供の習い事と定着していますが、私はやる気さえあれば楽器に年齢は関係ないことを言いたい!
ってことで…
87歳のおじいさま(ピアノ歴2年)がメトードローズ上巻の最後まで到達。
曲の最後、左手の不安定な終わり方が、人ではなく人形を表現しているように感じます。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/rs64nwiMU7— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 14, 2020
ヴィヴァルディ「調和の霊感」8番の1楽章です。
以前、浄書をした時のスコアには、ここにmartellato(マルテッラート)と書かれていた。
楽譜にはいろいろなヴァージョンがあって、編集者それぞれの思いも詰まっています。たまには違うヴァージョンに触れてみるのも面白いです。#Classic音楽あれこれ pic.twitter.com/zVR4ZtPBo7— 小林 樹 作曲家/ピアノ講師 (@hikarunoatorie) October 15, 2020