生徒の親御様からも聞きますが
「紙の辞書より電子辞書に頼るお子様が増えている」
とのこと。
今や、生まれた時からインターネットやパソコンがある時代です。そう言った世代の事を「デジタルネイティブ世代」と言うそうです。
時代は移り変わり、技術は進んでいくものですから、電子化の流れは仕方のないことなのかもしれません。
それについて良し悪しを触れるつもりはありませんが……
先日発売されました「GVIDO」のように、演奏会に使われる楽譜にも、紙の楽譜以外に電子楽譜が、少しずつ見かけるようになってきています。
あるTV番組で
先日クラシックのTV番組を見ていましたら、ピアノ伴奏の方がどうやらタブレットを見ながら演奏をしているようで。
はっきりとは分かりませんでしたが、照明に合わせてTwiterの「夜モード」のような表示をしているようでした。
指でスワイプしている様子はありませんでしたたから、勝手にスクロールしているのか、後ろの方が譜めくりのような操作を行っているのか。
興味深いですね(^^)
ピアノ演奏の現場で
バーで演奏している友人のピアニストは、お店のお客様のリクエストに応えるため、タブレットに楽譜を取り込み、それを見ながら演奏しているそうです。
数百曲の楽譜をスキャンして持ち歩いているそうで
「お店にいらっしゃるお客様のリクエストに応えるためにはたいへん便利なツール」
とのことです。
譜めくりも簡単
紙の楽譜、特にピアノ伴奏において付きまとう「譜めくり」は、ちょっとしたスキルが必要で、私も「立ち方」「持ち方」「めくり方」を教わりました。
譜めくりを担当する方の事を「譜めくりスト」なんて呼んだりします。
友人のピアニストは
「タブレットだと操作も慣れさえすれば大したことはない」
「譜めくりなんて指一本だから、むしろ失敗しにくい」
とのこと。
タブレットのデメリット
タブレットのデメリットはどういったものがあるでしょうか?
友人のピアニストは「照明などの影響により、見えたり見えなかったりする」とのことで、やはりタブレットならではのデメリットがあるようです。
私の経験としては、本番中にフリーズしてしまい、復旧することなく本番を終えたことがありました。
デジタル化が進み、音楽の世界でも、時代はデジタルに移り変わろうとしているのは確かであります。
良いところを活かしつつ、上手に付き合って行きたいですね。
次回は紙について、少しばかりお話してみようと考えています。
長雨の中、お読みいただきありがとうございます。
雨なんかに負けず、今日も良い1日を。
2017.10. Tokyo.