A4とB4どっちがいい?楽譜の用紙サイズを考える

用紙規格は様々ありますが、一般的によく使われるのは、やはりA4サイズとB4サイズが挙げられます。ご依頼を頂いて楽譜やパート譜を作る場合、たいていA4で作っていますが、ふと

「そういえばオーケストラのパート譜ってやっぱりB4だよなぁ~」

なんてことを思い出したので、今日は楽譜のサイズはどちらがいい?というお話です。

※ 用紙は「縦に置いて楽譜にした時」の考えです。

A4サイズの楽譜

省スペースで全体を見渡しやすい

見開きA3サイズで省スペース、ふつうの書類かばんで持ち運びも便利。いわゆる家庭用の譜面台でちょうどいい大きさで、ピアノ楽譜にも最適。その他ミュージカルやオペラなどの現場で結構利用されています。

国際規格

世界中で利用されている規格ということで、ハリウッドやブロードウェイなどでもこちらを採用しているとのことです。

交響曲には不向き

どうしても小さく印刷されるので、難易度の高い曲だと嫌がられる?

五線が10段くらいがいいところで、交響曲のような段がたくさんあるような楽譜、パート譜にはやはり向かない気がします。

B4サイズの楽譜

日本国内規格

日本国内規格なのでレア度が高い!?

長大な曲、難しい曲を演奏する時に効果絶大です。

オーケストラに最適

オーケストラのフルスコア(大型版)、パート譜はこのサイズに近いのです。ホール等に置いてある、いわゆる「オーケストラ用の譜面台」はB4サイズを楽に置くことができます。弦楽器奏者には大人気。

やっぱり大きい

大型楽譜に近い大きさなので、たいへん大きく感じます。

しかし、フルスコアをはじめ、たくさん段があるような弦楽器パート譜にも相性がいいです。五線12段で作る場合はこちらが良いでしょうか。

B5サイズは使わない?

たまにB5の楽譜を見ることがありますが、さすがにB5は小さすぎるかと思います。

ご依頼などの場合、Finaleの初期設定がA4サイズなので、あえてそれより小さくする設定を選ばない、というのも理由の一つです。

楽曲に合わせた選択を

何時間もかかるようなオペラのパート譜だと百科事典のようになるので、B4サイズだとカバンが壊れるほどに重たくなってしまいます。

実は以前、重たい楽譜を入れすぎてカバンを壊したことがありました。そのくらい重たい楽譜は脅威です

小さい譜面台しか使わないアンサンブルの場合は、A4で作ってあげるといいのかもしれません。

結局、使いやすければいい

結局のところ「特にこうすべき」という決まりはありませんから、依頼者や奏者とも相談しながら、使いやすい方をセレクトするのがいいと思います。

私の場合、楽譜の納品は郵送よりもPDFデータにしてアップロードが主流で、ご依頼いただいた方が印刷をする段階で用紙を選ぶ場合がほとんどです。

一昔前ほど、気にすることはなくなり、最近では『A4で印刷ください』などの添え書きをつけて送付するようになりました。

A4とB4、迷ったときの参考になりますれば幸いです。

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2019.3.Tokyo
作曲家/ピアノ講師
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