【アナログとデジタルの交錯】紙の楽譜と電子楽譜 Vol.2

ペン書きのト音記号 「辞書を引くより電子辞書に頼るお子様が増えている」とのこと。

それについての良し悪しを、ここで触れるつもりはありませんが……

〈全編があります〉

生徒の親御様からも聞きますが 「紙の辞書より電子辞書に頼るお子様が増えている」 とのこと。 今や、生まれた時からイ...

今回は紙について

私はというと
作曲や編曲のお仕事でもちろん、PC、スマートフォンをすごく使います。

こういったブログはもちろん、今日生徒に教えた事をアプリにメモしたり、次回本番のスケジュール管理をしたりと、PC、スマートフォンはすっかり手放せない存在。

ですが……
私にとって「手書き」はやはり大切な行いなので、紙がとても重要です。

先日も、アイデアに詰まった時、ノートを引っ張り出し、気の向くままにペンを走らせたら、思いのほかアイデアがまとまってきます。

改めて紙とペンが大切なのだと認識しました。

もともと曲を考える時、ほとんどの場合、五線紙に、手書きでペンを走られます。

使い慣れた羽ペンや、万年筆、お気に入りのペンなどを使って、ある程度できたらパソコンに入力していきますが、入力してからも迷ったら紙に書いて考察。

ひどい時なんて
いったん印刷し、それを手書きで写し直して考察

あ~だから完成に時間がかかるのか
と反省してます(^^;;

演奏会では紙の楽譜

前回の友人ピアニストさんは

「カジュアルな場所やお客様のリクエスト重視の場所ではタブレットだけれど、もちろん演奏会では紙の楽譜を使っている」

とのこと。

また、彼女の先輩にあたる方は、楽譜をちいさく縮小した手帳を持ち歩いているそうで、そこには何百曲という楽譜が揃い、それを見て演奏するとのことで、リクエストに応えるのもお手の物とか。

タブレットで見る楽譜は、大体1ページだけ表示して使うやり方が一般的でしょうか。

紙の楽譜の場合、全体が見渡せて安心感がある気がします。

下記の「GVIDO」の記事でも触れましたが、見開きで見渡せる電子楽譜端末が発売しました。こういう時代だからこそ、紙とタブレット、両方の良いところを最大限活かしていかなくてはなぁと思います。

いつもの銀座山野楽器さんから 「GVIDO」(グイド)というものが出るので、ぜひ色々な方々の意見伺いたい とのことで、見...

電子と紙との付き合い方

電子辞書はパッと答えを探す時、本当に便利です。

本当に子供の頃使いたかったです!

しかし紙の辞書は、調べながら知らない言葉を見つける事ができる「楽しさ」があります。

これは電子辞書ではなかなか難しいことでしょうか?

両方のメリット、デメリットを明確にして、それをいかに使いこなすか、そして、多感な子供達にそれらをどのように伝えるか……悩ましいところであります。

勉強には確かに電子辞書が向いているのかもしれません。そして勉強が終わった後、おもむろに紙の辞書を持ち出し、パラパラめくって楽しんでいるようなお子様は素敵だなぁ、と思います。

先日の台風被害が回復しない地域もあるとのことです
一刻も早い回復を祈っています。
2017.10. Tokyo.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする