Notion6の使い方、テンポ設定方法

Notionのテンポ設定は、他のDAWのような感覚ではなく、Finaleに近い設定方法です。少し迷いやすいので、その設定方法について解説してみます。

最初、4分音符でしか表記できないのか？とか思いましたが、やはりそんなことはありません。

テンポ設定ツール

まず、次の画像にあるツールメニューを選択します。

カーソルがメトロノーム記号アイコンに変わったら、楽譜上の一番最初や、テンポを変えたい箇所に持っていきクリック。

出てきたボックスの中にメトロノームの値を入力することで、楽曲のテンポが設定されます。

一度、入力した後で「やっぱり変更したい」という時は、メトロノーム記号をダブルクリックすることで、自由に変えることができます。

余談ですが、楽譜上にテンポ設定がなされていない場合は、4分音符＝90 に設定されています。なかなか使いやすいデフォルト値だなぁと気に入っています。

速度標語の入力

Notionでもテンポの数値を速度標語にすることができます。

※GIFアニメーションにつきPCでご覧ください。

上画像のように、テキストを入力することができ、画像のように速度標語にしても良いですし、自由なテキストを入力することもできます。

更に、[q=90]と、括弧で括ると、出版楽譜のように、テキストのみの表示にすることもできます。

基準になる音価について

デフォルトでは四分音符になっていますが、こちらも自由に変えることが可能です。

画像では、2分音符、8分音符、付点４分音符を例に説明しました。このように、「q」の箇所を変えることで他の音価に変えることができます。

2分音符にしたい場合は「h」と入力、付点4分音符の場合は「qd」や「q.」と入力します。

これらはNotionヘルプメニューにある「ショートカットキー一覧」で確認することができますが、せっかくですので、こちらで紹介します。

全音符 ＝ w

2分音符 ＝ h

4分音符 ＝ q

8分音符 ＝ e

16分音符 ＝ s

付点 ＝ d　またはピリオドでもOK

32分音符と64分音符は対応していないようですが、差し当たって16分音符まで使えれば問題ないでしょうか。

注意点としまして、半角英数の小文字で入力しましょう。

終わりに

このように、Notionでも自由なテンポ設定が可能です。特に、速度標語だけにすると、一段と出版楽譜に近づけることができますので、ワンランク上の楽譜を作ってみてはいかがでしょうか。

当サイトのこと

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

同じような内容で悩まれているユーザー様のためにも、引き続き当サイトのブログやTwitterなどで発信してまいります。

Twitterはこちら(@hikarunoatorie)

当記事の詳しい操作方法やご質問がありましたら
コメントやメール等どうぞお気軽にお寄せください。

2020.6.Tokyo.（追記、文章改訂）
作曲家/ピアノ講師
小林 樹(@hikarunoatorie)